まくまく投資ノート
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ミリオネアになるための考え方に関する教えです。 引き寄せ的な側面もあるけど、考え方を変えなければ、行動も変わらない。 考え方を変えて、行動を変える。 これがすべて。

ちなみに、共著者のマーク・ハンセンは 『こころのチキンスープ』 の著者です。

富を生む法則

  • 賢明なミリオネアとなるのは簡単。次のように進めばよい。
    1. 好きなことを仕事にする。
    2. 巨大な価値を付加する。
      • 誰もが勝者となれるように富を創造しなければならない(何かに価値を付加しようとする)。付加価値を最大にしようと努力していると、予期しないポジティブな出来事が起こる。価値を生み出さずにお金だけ追い求めると、そこには勝者と敗者が生まれてしまう
    3. ラヴァレッジ「愛の梃子(ラブ+レバレッジ)」効果を適用する。
      • この状況に対し、この機会に対し、このアイデアに対し、どうやって梃子効果を利用しようと絶えず問いかける。「梃子はどこだ?梃子はどこだ?」と呪文のように唱える必要がある。
  • 豊かさの4つの指標とは … 「家族」「健康」「友人」「精神的価値」。お金よりも大切なものがある。
  • 「責任転嫁」は自分が脇役になるということ。経験から学ぶ最善の機会を失ってしまう。経験というものは、失敗も成功も全部含めたもの。自分の経験を増やしていくには、失敗も自分の失敗として受け入れていくしかない。
  • 「与えよ、さらば与えられん」。ミリオネアのパラドックスだけれど、メタレベルでは「得る前に与える」が正解。
    • 一番友達が多い人は、一番フレンドリーな人ではないか?
    • 一番愛されている人は、一番愛情深い人ではないか?
  • 多くの人は第一の壁を乗り越えられない。乗り越えようとしない。だからお金持ちになれない。第三の壁を乗り越えたときにはじめて大金が入ってくる。
  • ミリオネア要請ギブス
    • 大きめの輪ゴムを左腕に付けて、非生産的な考え方をしたらピシッとやる。
    • 「だけど…」「でも…」と言いそうになったときにピシッとやる。効果は1カ月以内には表れる。
    • こんなのは畑違いだ → これは私の得意分野だ
    • 私には荷が重すぎる → これくらいの荷は軽い
    • 私は適任じゃない → この仕事なら任せておけ
    • もっと切れる頭があったら → 頭の切れには自信がある
    • どこから手をつければいいか → 手持ちのものでまずは始めよう
    • コネがないから無理だ → なんとかコネを見つけてやる
  • 勝者というのは、まずいところを見つけ次第、人生を方向修正して、二度と同じ轍を踏むまいと努める人。
  • 成功哲学者ネヴィルの言葉「目標のことを考えるな。目標からさかのぼって考えよ」。マイホームが欲しいのであれば、マイホームに住む自分を実体験するように想像するということ。これが、夢からさかのぼって考えるということ。
  • ゲーテの2行連句「なんでもいいから、あなたのできることを、できると夢に見たことを始めなさい」
  • 我々は最悪を想像しがちだ。それなら最善を想像したらどうだろうか?成功している自分を思い浮かべ、最善を想像して行動するのがよい。心は読まれているので、うまくいっている自分を想像するのがよい。どうせ読まれるなら、読まれたいことを考えればいい。最善の筋書きを想像しよう。
  • 直観はめったに道を間違えない。人はどの方向に向かうべきかを“知る”能力を持っている。あとは「直感」をどう培うか。
  • マニフェストの例
    • 私は、希望と創造的刺激に満ちた前向きな本を読む。
    • 私は、ミリオネアの読むものを読む。
    • 私は、ミリオネアの伝記と自伝をむさぼり読む。
    • 私は、重要なことを行うとき、気さくで親切で面倒見のいい人と協力する。
    • 私は、志を同じくする人に、助力を惜しまない

師との出会い

  • 個人的なコーチなしに大成功を収めた人間はほとんどいない。師は、賢明なミリオネアとなるための梃子である。
  • バフェットは大学 4 年生のとき、ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』を読んだ。グレアムのもとで学ぶため、コロンビア大学の大学院に入り、経済学修士号をとった。
  • 目標到達に必要な資源のうち、自分に欠けていると思うものを書き出そう。
  • ミリオネアをランチに誘い、次のような質問をして書き留めよう。奇跡が起こる。
    1. どんな方法で最初の1億円を稼ぎましたか?
    2. どれだけ時間がかかりましたか?
    3. 今ならどれだけの時間で1億円を稼げますか?
    4. どんなシステムを使っていましたか?
    5. そのシステムは移転が可能ですか?
    6. 誰かを同じレベルに育てるとしたら、どれくらい時間がかかりますか?
    7. 私がミリオネアになるのに、どんな方法を勧めますか?
    8. 学んだ一番の教訓は何ですか?
    9. 精神的価値をどのように大事にしていますか?
    10. どんな遺産を残したいですか?
    11. 最も大切な習慣は何ですか?
    12. 挑戦したかったのに、時間の制約で断念したことはありますか?

ドリームチーム、ネットワーク

  • 1分間ミリオネアを目指すなら、バランスのとれたチームを持つことが重要な一歩となる。 バランスのとれたチーム内では、誰かが嫌いな仕事は、ほかの誰かが好きな仕事なのだ。
  • たとえ大金を稼ぎ出せても、価値観を共有していなければ、仲間割れと、機能不全と、期待外れが必ずついてくる。価値観に反して生きるのは、単なるつまずきではない。正真正銘の失敗なのだ。
  • LOHAS「健康で環境にやさしい生活様式 (Lifestyles of Health and Sustainability)」を検索してみよう。
  • 弱い結びつきの方が重要。弱い結びつきの人々は違う世界に住んでいるから、あなたの身近にない情報を持っている可能性が高い。弱い結びつき、あるいは緩い結びつきのネットワークを育てれば、とてつもない優位性を手に入れられる。
  • 手助けできる相手は誰でも手助けする。全人類に貸しを作るつもりで、どんどん奉仕しよう
  • ネットワークづくりの標語は「与えるものが得る」だ。決してギブ&テイクを期待してはならない。見返り(リターン)を求めない態度を貫けば、自然とリターンがやってくる。それは知名度と信頼だ
  • まずはあなたが会いたい、話したい、学びたい、ともに成長したい、ともに過ごしたい、追いつき追い越すまで手本にしたいと思う人物を 200 名リストアップしよう。

技能と道具

  • 経営コンサルタントのマーシャル・サーバーは、説得の 3 つの秘訣は、明るさと暗さと繰り返しであると言う。
    1. 明るい言葉で、自分の勧める行動が招来する前向きで活気に満ちた未来像を描き出す。
    2. 暗い言葉で、自分の勧めに従わない場合に訪れる陰気で恐ろしい未来像を描き出す。
    3. メッセージを(広告のように何度も何度も)繰り返す。
  • マーケティングの定義とは、信頼関係を築くこと。
  • 誰もが何かを欲しがっている。あなたの務めは、それを見つけ出すことだ。
  • どんな市場にも窮した売り主がいる。要はそれをいかに見つけるかだ。欲しいのは問題のある物件ではない、問題を抱えた人物が所有する優良物件だ。売りたがるモチベーションにはいくつかある。
    • M … (Management, Money problem) 管理・金銭面でのトラブル
    • O … (Out of area, Out of work, Out of luck, Out of Time, Out of money) 居住地から遠い、失業中である、不慮の災難に見舞われた、時間がない、お金がない
    • T … (Transfer) 転勤などにともなう移動
    • I … (Illness, Inheritance, Ignorance) 本人・家族の病気、相続問題、単なる無知
    • V … (Vacancy) テナントが入らない、借り手がいない
    • A … (Area in decline, Attorney problems) 近隣環境の劣化、訴訟などの法律的な問題
    • T … (Tax problems) 税金問題
    • E … (Eastate and probate problems, Emergency, Early retirement) 遺産分割などの問題、何らかの緊急事態、早期退職
    • D … (Delinquent payments, Divorce, Death, Depts, Dissolution of partnership) 支払の遅れ、離婚、死亡、負債、パートナーシップの解消
  • To-Do リストではなく、15%のやるべきこと、85%の先延ばしにしてもいいことをリスト化する(15/85 のリスト)。上の15%の欄に書いたことだけを処理していく。To-Do リストは捨てよう!
  • お金持ちは、常に 2 つの真実を頭に置いている。
    • 複数の収入の流れ (MSI: Multiple Streams of Income) を確保する重要性
      • 例: 債権、投資による配当金、長期的に値上がりする株、持ち家の評価額上昇、不動産、起業、コミッション、フランチャイズ料、コンサルティング、ネットワークマーケティングなど。
    • 長期型収入の威力(眠っている間に儲けられる)

基本的な 10 の起業モデル

(B: Business, C: Customers, G: Government, P: Philanthropies)

  • B to C … 企業から個人顧客への販売(例: ウォルマート、マクドナルド)
  • B to B … 企業から他企業への販売(例: オフィスマックス、シスコ・フーズ)
  • B to G … 企業から政府/政府関連機関への販売(例: フェデコ)
  • B to P … 企業から慈善団体/養育院への販売(例: チキン・スープ託児所、赤十字)
  • B-B … 上司を買収して事業主になる
  • B to C2 … ジョイント・ベンチャーの企業対顧客取引(例: ネットワーク・マーケティング、エイボン、ユサナ)
  • B to B2 … ジョイント・ベンチャーの企業間取引(2社の提携)
  • I to CBGP … 委託従業員である社内起業家と、顧客、企業、政府、慈善団体との取引(例: スリーエム)
  • L to CBGP … 顧客、企業、政府、慈善団体に対してアイデアの使用許諾を与える(例: デュセル社の電池)
  • C to CBGP … 顧客、企業、政府、慈善団体に対してアイデアのコンサルティングを行う

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