新規注文時に利確/損切ラインを設定する
新規注文ウィンドウから売買注文を出すときに、数量のすぐ下にある 決済逆指値 や 決済指値 の価格を 0 以外に設定しておくと、注文と同時に、損切のための逆指値注文 (S/L: Stop Loss) や、利確のための指値注文 (T/P: Take Profit) を入れることができます。
これらの設定は、成行注文(ストリーミング注文)と指値注文のどちらでも入れることができますが、決済逆指値はその約定価格よりも不利な価格、決済指値は有利な価格になっている必要があります。 それぞれ、損切りと利確の設定を行うためのものなので当然ですね。 おかしな価格が入力されている場合は、新規注文が失敗します。
決済逆指値(損切り)の価格はスリップすることに注意
決済逆指値 (S/T: Stop Loss) を設定しておくと、損失を抑えるための損切りを自動化することができますが、実際の約定は、条件を満たす価格(悪い条件内)でベストエフォートで行われることに注意してください。 つまり、ボラティリティが大きいとき(急激な価格の変化が発生しているとき)は、設定した損切価格よりも悪い条件で約定する可能性があります。 この価格差のことをスリッページと呼びます。
チャート上のドラッグ&ドロップで利確/損切ラインを設定する
ポジションを持っていると、チャート上にその価格を示すラインが表示されます。 このラインを上下にドラッグ&ドロップすることで、そのポジションに対する決済のための指値注文、逆指値注文を設定することができます。
買いポジションであれば、上へドラッグすることで利確ライン(指値 T/P)、下へドラッグすることで損切ライン(逆指値 S/L)を生成することができます。 ラインの左端には、どのポジションに対する決済注文なのかがわかるように注文番号が表示されてます。 その隣に表示される tp は Take Profit(利確)、sl は Stop Loss(損切り)を表しています。
一度設定した利確/損切ラインも、ドラッグ&ドロップで簡単に移動することができます。
ターミナルの取引ペーンから利確/損切の決済価格を設定する
ターミナル(Ctrl + T で表示)の 取引 ペーンには、現在のポジションの一覧が表示されます。 ここで、決済逆指値(S/L) や 決済指値(T/P) が 0 になっている場合は、そのポジションに利確/損切のラインが設定されていません。
この数字部分をダブルクリックすると、決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P)を設定するためのダイアログが開きます。
赤枠の部分で、損切りと利確の価格を直接入力するのもよいですし、その上に表示されている 現在との差 というツールで、現在価格を基準にして損切幅/利確幅で設定することもできます。 もちろん、どちらか一方だけを設定することもできます。 少なくとも損切ラインだけは設定しておきたいですね。