経済指標は経済の健全性や景気の良し悪しを判断するためのツールです。
代表的な経済指標
- GDP: Gross Domestic Product(国内総生産)
- 一定期間内に国内で生産されたすべての最終財・サービスの市場価値の総額を示します。 GDP は国の経済活動の総量を示す主要な指標であり、経済の成長率や景気循環を把握するのに役立ちます。 GDP は特にその変化率が注目されており、経済成長率 と呼ばれています。 GDP は 内閣府の国民経済計算(GDP統計) のページで公開されています。
- 景気動向指数 (CI)
- 景気の動向を総合的に判断するための指数で、内閣府が公表しています。 先行系列(11指標)、一致系列(11指標)、遅行系列(6指標)から計算されます。 いくつもの経済指標を組み合わせて作られる二次統計のひとつです。 基準値を 100 として、それ以上の数値は経済が拡大していることを示し、それ以下の数値は経済が縮小していることを示します。
国際的なやりとりを把握するための指標
- 貿易統計
- 外務省が毎月公表。
- 税関を荷物を通過する際に提出される申告書をもとに作成されます。
- 国際収支統計
- 財務省が毎月公表。
- IMF(国際通貨基金)の定めた基準に従って作成された対外取引の統計です。
- 国際商品市況
- 原油、金、大豆といった原材料の価格動向を示します。
需要に関する指標
- 消費関連
- 消費動向調査(消費者態度指数) … 内閣府が毎月公表。
- 家計調査(家計消費支出) … 総務省が毎月公表。
- 設備投資関連
- 実質機械受注 … 内閣府が毎月公表。
- 実質法人企業設備投資 … 財務省が四半期ごとに公表。
- 住宅投資関連
- 新設住宅着工床面積 … 国土交通省が毎月公表。
- マンション市場動向 … 不動産経済研究所が公表。
- 公共投資関連
- 公共機関からの受注工事 … 国土交通省が公表。