新規注文ウィンドウを開く
MetaTrader による通貨の売買は、通常は新規注文ウィンドウから行います。 新規注文ウィンドウは、次のようにいろいろな方法で表示することができます。
- F9 キーを押す(これが素早くてオススメ)
- メニューから ツール → 新規注文 と選択する
- チャートを右クリックして、注文発注 → 新規注文 と選択する
- ツールバー上の 新規注文 ボタンを押す
- 気配値表示 のウィンドウで、通貨ペアをダブルクリックする
新規注文ウィンドウの使い方
証券会社が提供する MetaTrader によって、新規注文のウィンドウ内の表示は微妙に異なる可能性はありますが、だいたい上記のような構成で表示されるはずです。
一番重要なところは売買する通貨量を設定する**数量(ロット)**の部分で、MT では通常は 1 ロットが 10 万通貨単位を示しています。 例えば、USDJPY を数量 1 で買うと、10 万ドルを買うという意味になります。 日本の FX 会社の説明などでは、1 万通貨を基本サイズとして説明されることが多いので注意してください。 1 万通貨の売買を行いたい場合は、数量を 0.1 に設定しておきます。
成行注文(ストリーミング注文)
現在の価格で売買を行いたい場合は、注文種別 の部分でストリーミング注文や、成行注文を選択します(ここの表示は FX 会社によって微妙に異なります)。
この状態で、成行売り や 成行買い のボタンを押すと、指定したロット数が約定して次のように表示されます。
通常は、ボタンを押したときに表示されていた価格で約定しますが、ボラティリティの大きい相場のとき(雇用統計時など)には、大きく価格が動くため約定に失敗することがあります。 このようなケースでは、下の方に表示されている 表示価格との価格誤差を有効にする にチェックを入れておくと、数ポイントのスリッページを許容し、約定させることができます(この機能が提供されているかどうかは FX 会社によります)。
指値注文
指定した価格での売買(指値・逆指値注文)を行いたい場合は、注文種別 の部分で 指値注文 (Pending Order) を選択します(待機注文と表示されている場合もあります)。
すると、さらに下記のような 注文種別 を選択できるようになります。
- Buy Limit(買い指値) … 現在より安く(有利な価格で)買う
- Sell Limit(売り指値) … 現在より高く(有利な価格で)売る
- Buy Stop(買い逆指値) … 現在より高く(不利な価格で)買う
- Sell Stop(売り逆指値) … 現在より安く(不利な価格で)売る
新規注文と同時に利確/損切の注文を入れる
新規注文ウィンドウから注文を出すとき、利益確定のための注文(決済逆指値 (S/L))や、損切りのための注文(決済指値 (T/P))を同時に入れておくことも出来ます。
- 参考: 利益確定と損切りの注文を入れる