まくまく投資ノート
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準備もせずに株式投資をすることは、「ミスター・マーケット」と丸腰で戦うことになります。 投資の世界はそんなに甘くはありません。 どんな銘柄を買えば儲かるのかは二の次で、心構えとルール、鍛錬が必要なのです。

著者: 河合達憲(かわいたつのり)

カブドットコム証券チーフストラテジスト。

近畿大学大学院・博士前期課程を終了。証券専攻「修士号」取得。 日本で数少ない証券専攻マスターの称号を有する。 中堅証券調査部を経て、調査情報畑一筋に 25 年、投資戦略や投資手法のストラテジー構築に従事。 ファンダメンタルズとテクニカルを統合した投資分析「テクノファンダメンタル分析」を実践しており、推奨した銘柄は抜群の的中率・パフォーマンスを誇る。 マクロ分析から個別銘柄までトップダウンアプローチでの分析力にも定評。 毎週火曜日、20 時より、カブドットコム証券のサイトにて、ネットセミナー「河合達憲・当面のストラテジー」を開催。 放映回数は 200 回を超える。 2013 年春より、大阪国際大学、大阪国際大学短期大学部の両校にて大学講師として登壇。 著書に『硬派の戦略投資』(日本証券新聞社編、共著)、『日本のトップ企業が消える日』(角川 SSC 新書)、『9割の人が株で勝てない本当の理由~なぜ個人投資家は「買い」から入るのか』 (扶桑社)がある。

ノート

河合さんは、株式投資のマスト・ルールとして下記のようにまとめています。

  1. ロスカットできないなら株式投資をするな!
  2. 長期投資×、ダメ!ゼッタイ
  3. 「買い」と「売り」両手の拳を使え!
  4. 株も選択と集中!分散より集中投資をせよ
  5. すべての投資家へ。ETF 投資をしよう
  6. バブルはチャンス!世界中のバブルを探せ
  7. 投資ツールを使いこなしスタイルを確立せよ

このような初中級者への助言を与えるだけでなく、世界のマネーの動きを捉えるために、米国 10 年債の動きを定点観測すべきだという、ストラテジストならではの解説もあります。 例えば、**米 10 年債の金利が下がっているのであれば、「米国債にマネーが流入しており、他のマーケットにお金はない」**と判断することができます。 逆に、米国債の金利が上がっているのであれば、他のマーケットのどこにマネーが流出しているのかを把握しなければいけません。

正直なところ、ロスカット前提の投資や、ETF 投資をするかどうかは、投資家のスタイルによって変わってくるのでそのまま受け入れるわけにはいかないのですが、このようにグローバルな視点で世界中のマネーの動きを捉えるという考え方はとても参考になります。

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