- 国民年金の第 1 号被保険者のための年金上乗せ制度(いずれかを選択)
- 国民年金基金
- 付加年金
- 個人事業主や中小企業の役員のための退職金制度
- 小規模企業共済
国民年金基金
国民年金基金は、国民年金の第 1 号被保険者(自営業者)のための、年金を上乗せするための制度です。 保険料の免除や、滞納をしていないことが加入の条件です。 掛金の支払いは口数制となっており、1 口当たりの金額は、年齢や性別によって異なります。 国民年金基金のために支払った掛金は、全額が**社会保険料控除の対象**となります。
付加年金とは重複して加入することはできません。
付加年金
付加年金は、国民年金基金と同様、国民年金の第 1 号被保険者(自営業者)のための、年金を上乗せするための制度です。 保険料の免除や、滞納をしていないことが加入の条件です。 国民年金保険料に、毎月 400 円を上乗せして支払うことで、年金の受給時に、支払った月数 x 200 円を上乗せで受け取ることができるようになります。
国民年金基金とは重複して加入することはできません。
小規模企業共済
小規模企業共済は、事業主や中小企業の役員のための退職金制度です。 中小企業のための制度なので、従業員が 20 人以下などの条件があります。 退職時だけではなく、事業を撤廃したときなどにも支払いがありますが、支払われる額は異なってきます。
掛金は 1,000 円から 70,000 円の間で共済契約者が自由に設定することができ、全額が**小規模企業共済等掛金控除の対象となります(ちなみに、確定拠出型の企業年金 (DC) もこの控除の対象です)。 掛金は加入後に増額することも、減額することも可能**です。
小規模企業共済の共済金の受け取り方法には下記の方法があります。
- 一括受取り
- 分割受取り
- 一括受取り・分割受取りの併用
役員や事業主ではない、従業員のための退職金制度としては、中小企業退職金共済制度(中退共)が用意されています。