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個人年金保険とは

個人年金保険は老後のために、公的年金や企業年金に上乗せする形で貯蓄しておくタイプの私的年金です。 契約時に決めた年齢になったときに、年金の形で保険金が払われます。 個人年金保険は、老後に年金形式で保険金を受給する特徴を持ちますが、それ以外は他の生命保険と似ており、生命保険のひとつに分類されています。 例えば、他の生命保険商品と同様に、死亡時・高度障害時の保険金などの機能を備えています。

個人年金保険には、保証金の額や、解約返戻金の額が変化する変額個人年金と、変化しない定額個人年金があります。

定額個人年金保険

定額個人年金保険では、保険料の支払い期間中に被保険者が死亡してしまった場合は、それまでに支払った保険料と同額の死亡給付金が支払われます。 個人年金保険は、年金の支払い条件によって、下記のように分類されています。

  • 確定年金: 支払期間中は死んでも年金が支払われる
    • 被保険者が死亡した場合、保険金は遺族に渡されます。
    • 被保険者が死亡した場合、残りの保証期間に対応する年金または一時金が支払われます。
    • 10 年確定年金などがあります。
  • 有期年金: 支払期間中で、かつ生存中のみ年金が支払われる
    • 受け取り条件が厳しいため、保険料は安くなっています。
    • 保証期間付有期年金もあり、保証期間中は死後も年金が支払われます。その場合は、残りの保証期間に対応する年金または一時金が支払われます。
  • 終身年金: 生きている限りずっと年金が支払われる
    • 女性の方が一般的に長生きするため、保険料は高く設定されています。
    • 保証期間付終身年金もあり、保証期間中は死後も年金が支払われます。その場合は、残りの保証期間に対応する年金または一時金が支払われます。
  • 夫婦年金(夫婦連生年金): 夫婦のどちらかが生きている限り年金が支払われる

変額個人年金保険

変額保険を年金受け取り型にしたものです。 保険料を株式や債権などで運用し、その運用実績によって年金額や解約返戻金などが増減します。 生命保険のひとつである変額保険と同様、将来的に受け取れる年金額が増減するため、リスクの高い商品と言えます。 解約返戻金に最低保証がない一方で、死亡時や高度障害時には最低保証があるところなどは、変額保険と同様です。

税金について

個人年金を 5 年以内に解約して解約返戻金を受け取った場合に、解約差益がある場合、金融類似商品として 20% の源泉分離課税の課税対象となります。 養老保険の場合も同様です。

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