ブレイクアウトから上昇を開始する銘柄をうまく買っていくための戦略の例です。
タートルズの方法
買い増しを前提としたルールを用いる場合、どのポイントで買い増しするのか、そのサイズはどう決めるのかが重要になってきます。
昔タートルズが使っていた手法は、ブレイクアウト(20日高値 or 55日高値)したらエントリーし、価格が 0.5N 上昇するたびに、1 ユニットずつ買い増ししていく方法でした。
ここで、N は ATR(20) で求められた値です。 ATR は過去数日の変化量が大きいときに大きくなる値で、タートルズは、この値に基づいて損切りと利確のポイントを決めることで、銘柄ごとに異なるボラティリティを正規化して扱っていました。
また、「ユニット」というのも、タートルズが定義した購入枚数を表す値で、同じ銘柄は最大 4N まで買い増しする、などのルールのもと売買していました。 ユニットも N に基づいて計算される値で、N が大きい時は 1 ユニットあたりの枚数は少なくなります。 ボラティリティが大きい時は、購入枚数を減らす、というごく単純なルールです。 損切りラインを -1N あたりに引いたときに、損切時の口座(アカウント)のマイナスを 1% に抑えるように購入枚数を決定します。
成長株投資の神の方法
成長株投資の神 に載っている、持ち越しする場合のシンプルな買い増しルールです。
- ブレイクアウトしていると判断したら打診買いし、同時にストップロスを入れる。
- 高値圏(その日の値幅の上半分)で大引を迎えそうであれば買い増しする。